今日はFre'quence.の主力であるPersolについてご紹介します。先日のBlogでも軽くご紹介しましたが、今回はVintageの証でもある"Persol RATTI"の表記のあるPersolについて詳しく書きたいと思います。
1917年にイタリアのトリノでジュゼッペ・ラッティが設立した歴史あるブランドです。自身の名を冠した「RATTI OPTICAL INDUSTRYS SOCIETY]」を設立。元々、イタリア空軍にプロテクターゴーグルを供給し始め、その後アメリカ空軍と世界中の空軍に供給するようになりました。軍物というのは国家予算を投じて最高品質のプロダクトをリクエストしますので、いかにPersolのレンズがハイレベルなものだったかよくわかるエピソードです。1920年代にはPersolの代名詞とも言えるイエローブラウン色のガラスレンズが開発されます。非常に純度の高いシリカを用いて作られたレンズは世界初の強化ガラスレンズ、UVカットのレンズでした。主にここまでは軍事産業向け、飛行機乗り向けのレンズであまり一般の人たち向けではありませんでした。1930年代に入るとテンプルの芯にナイロン、金属の円柱を差し込んで作ることでテンプルがしなる構造のメフレクト(mefrecto)を開発。この構造によって側頭部へのテンションが軽減され快適な掛け心地を得ることが出来ます。80年程前にこの構造が作られたというところがPersolの非常に高い技術力を見る事が出来ます。また、フレッチャという古代の騎士の剣がモチーフとなったシルバー飾りも時同じく生まれ、レンズ性能、フレッチャのデザイン性、メフレクトによる掛け心地と当時としては圧倒的な特徴をもった「ペルソール」ブランドが1938年にスタート。以降、マルチェロ・マストロヤンニ、スティーブ・マックイーンが映画やプライベートでも愛用したことによってファッションアイテムとしての地位を築きました。また、技術革新にも非常に熱心で米国航空宇宙局(NASA)へ供給した4つ目のレンズを搭載したサングラスや、パリ・ダカールレース、探検隊といった過酷な状況下でも眼をプロテクトする製品を次々と開発。Persolのレンズが世界最高峰と言われる所以でもあります。1995年、Persolはイタリアのルクソオティカ社にブランドを買収されました。それ以降Persolの眼鏡から”RATTI”の表記が消えます。個人的には「RATTI」の工場でこだわってモノ作りをしていた頃の95年以前のPersolにしか興味が無く、Fre'quence.ではPersol RATTIしか扱いは行っておりません。こちらは、Persol RATTI 840 男性、女性関係なくお使い頂けるデザイン、生地の色味が魅力です。
参考URL http://www.persol.com/usa/history
勉強になります。
返信削除買ってから調べて感心してます。
まずは買うのが大事ですね。笑
syakasyaka99様、Persolはまだ北海道ではマイナーなので布教活動頑張ります!笑
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