お陰様で、土日は多くのお客様で賑わいました。
金曜日に入荷したスペシャルヴィンテージも瞬く間にお客様の元に旅立って行きました。
オリバーピープルズ1987年のファーストモデルOP-505(もちろん、オリジナルです)も1本だけ入荷しましたが、一瞬でした・・・
そんな中、Fre'quence.には珍しくメタルのヴィンテージが入荷しました。
1930年代のアメリカン・オプティカルが入荷です。
SIZE:42mm-21mm-150mm
天地幅:39mm
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ブリッジ部分のグレーヴィング(彫り)も繊細で美しいです |
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HIBO(モデル名です) AO(American Optical) 1/10 12KGF と刻印が入ってます。 |
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サイドの部分もグレーヴィングが施されています |
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当時のケースも付いてます。
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1930年代というと今から80年程前ですが、錆や腐食も一切ありません。
やはり、素材に12KGF(12K Gold Filled=12金の金張り)を1/10即ち10%使用しているという表記(上から4つ目の写真)からも分かるように高い純度、多いパーセンテージが用いられている為、艶やかです。本当に素晴らしいコンディションです。
また、フレームに施されているグレーヴィングも当時の宝飾職人の手彫りで、非常に繊細な仕上がりです。優雅で古き良い時代のアメリカのニュアンスを感じる事が出来る貴重な眼鏡と言えます。
因に鼻当てはベークライトが使われています。
ベークライト〜1907年にベルギー生まれのアメリカ人化学者、レオ・ヘンドリック・ベークランドが発明。
石炭酸とホルマリンによって作り出される樹脂で、世界で初めて植物以外の原料より人工的に合成されたプラスチック。合成樹脂の中でも特に耐熱性、難燃性に優れ耐油、耐薬品性も高いが、アルカリに弱い。
主に自動車部品や電気製品に利用されているがイギリス軍の認識票にも使われている(IDタグ)
この手は出て来ても、ベークライト部分が割れていたり、錆や腐食しているケースが非常に多いのですが全くダメージがありません。
80年前の眼鏡ですが、これからもキチンと手入れをして大切に使用すれば、これから先何十年もまだまだ使用できる、贅沢で貴重な眼鏡です。